EDと運動

みなさん運動してますか？学生の頃は授業やら部活やらで運動する機会も多かったですが、大人になると運動する機会メッキリ減りますよね！
何事にも二言目には「運動はしたほうがいい」と、よく耳にします。年をとると、この言葉が身に沁みますね。
年齢とともに体が衰えるというのはマジなんだと実感する今日この頃です。

体もおちんちんも使わないと鈍りますので、やはり運動は定期的にするべきでしょう。
さて、本題ですがこの記事ではEDと運動の関係について私の体験をもとに書いていきたいと思います。

運動はEDに効くのか

これはEDの種類によってくるでしょう。
器質性EDの場合は運動は有効です。

理由は、器質性EDは「器質性EDの人が有効な勃起を得られない理由 EDの原因」で説明している通り、加齢や生活習慣病からの動脈硬化のせいで血流が悪いことが勃起を妨げる原因となりえます。運動することによってその血流をスムーズにしてあげることが出来れば、器質性EDに運動は有効と言えるでしょう。

また、同じく「器質性EDの人が有効な勃起を得られない理由 EDの原因」の項で、EDに対して非常に重要な働きをする男性ホルモンのテストステロンについて触れています。このテストステロンの分泌量を増やすことにより、EDの天敵「メタボリックシンドローム」「生活習慣病」を改善できると考えると、運動によってテストステロンを増やすことができれば、これも器質性EDに運動は有効と言えるでしょう。

では、どのような運動が器質性EDに有効なのかを見ていきましょう。

ランニングまたはウォーキングがEDに効く

ランニングやウォーキング等の有酸素運動は器質性EDに効くと考えられています。
その理由を見ていきましょう。

理由1 メタボリックシンドロームに効くから

有酸酸素運動がメタボに効くというのは周知の事実ですね。メタボや糖尿病等の生活習慣病を治すのは、食事療法、薬物療法と並んで運動療法も非常に有効な手段とされています。
中でも有酸素運動は、血糖を下げ動脈硬化や老化の防止効果もあることが実証されています。そして有酸素運動を続けていくことで血糖とともに体重も下がります。順調にいけば体重が減ってメタボリックシンドローム解消となります。

理由2 体中の血流が良くなる

有酸素運動を行うことにより、体温の上昇とともに一時的に血流が良くなるのですが、その時に毛細血管が発達し、利用されていなかった血管が復活したりします。その結果、普段の血流も良くなるのです。

血流が良くなれば、勃起時に海綿体に血液が、より流れ込むことになります。これは勃起力の増加につながりますね。

スクワットがEDに効く

何故スクワットがEDに効くのかを順を追って説明します。

理由1 筋トレと短時間の激しい運動はテストステロンを増やす

テストステロンについては前の項と「器質性EDの人が有効な勃起を得られない理由 EDの原因」の項をご覧いただくということで、単純に短時間に激しい筋トレをするとテストステロンがより多く分泌され、筋力増大やメタボ、そして勃起力等に効果があります。

理由2 勃起の維持に重要な「骨盤底筋群」が鍛えられる

勃起のメカニズムからおさらいです。おっぱいやおしりを見て脳が興奮すると神経からNO（一酸化窒素）が分泌されます。NOが分泌されることによって、おちんちんの筋肉や動脈血管が緩み海綿体に血液が流れ込みます。これが勃起です。

そして、筋肉や動脈が緩むことにより静脈が圧迫されて、海綿体に血液が閉じ込められることで勃起を維持することができるのです。
因みに、動脈が心臓から出ていく血管で、静脈が心臓に戻っていく血管です。

ここで本題ですが、「骨盤底筋群」は勃起を維持するのに非常に重要な役割を担っています。
「骨盤底筋群」は骨盤の底を形成する深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋という筋肉の総称のことです。
この筋肉たちが強く収縮することで、血液を海綿体にとどめることができて、結果として勃起をより維持させることができます。

この動画を見れば、どこのことか何となくわかると思います。